夏枯れ肌と冬の乾燥の違い

体調は悪くないのに肌の不調だけが続くことがあります。肌の手入れをちょっとさぼるとなぜかダメージが大きい。いつもと同じように睡眠しているのにクマが目立つ。これらはやはり、夏の過酷な環境の影響で、実りの秋の時期に肌が枯れるのは何とも皮肉な話になってしまいます。

 

もともと夏の間においては、紫外線対策が肌の手入れの中心となります。これをいかに防ぐかが、いかにシミにしないかにもつながっています。まずは落ちにくい日焼け止め、密着度の高いファンデーションなどを使ってしっかりと防御することになりますが、ここで注意が必要です。

 

それはこれらを落とす時と落とした後で、そもそも少々の汗や皮脂では落ちにくいものを使っているわけですから、特に念入りなクレンジングをしなければなりません。また、落とした後の水分補給も念入りにしなければなりません。ここをいい加減にすると、対策がアダになってしまう可能性があります。

 

不十分なクレンジングをすると、残った余分な汚れが肌を酸化させてしまいます。これは「肌のサビ」のようなもので、更に不十分な保水だと、乾燥した肌がサビのダメージを多く受けることになるのです。

 

このように夏の乾燥は冬の乾燥よりも手強いことになり、夏枯れ肌になります。この肌のダメージが秋まで持ち込まれると非常に良くないことは誰でもわかると思います。季節の変わり目の手入れは重要というわけです。

 

顔の形をした保湿用のシートマスクなどは15分もすればOKなので、基本対策としてはお勧めになります。ただし、マスクが乾くまで使わないようにしましょう。シートマスクには、水分を維持するヒアルロン酸などが使われていますが、マスクが乾くと同時に肌の水分まで一緒に奪うからです。また、肌の乾燥がひどいと、化粧水がピリピリとしみる時があります。こんな時は乳液を試してみてください。