秋は肌の注意時期

 

季節が秋に移り始めると、身体も肌も何となくコンディションが悪くなりがちです。これは気のせいでも何でもなく、実際、夏と秋の境目に溜まりきったダメージのピークが来るからです。

 

朝晩や日ごとの気温差も大きくなり、まだ冬支度を整えていない肌にとっては、1年間で最も乾燥する時季ということでもあります。肌の不調を感じる秋の気配とは微妙なものです。暑いのか寒いのかよくわからない気温もそうですし、着るものにも迷います。

 

夏のつもりで湯船に短時間浸かるだけだと、身体が冷え切っていることもあります。秋を感じるのはこうした微妙な時というわけです。夏の間にしっかり肌の手入れをしていた人なら問題ないのかもしれませんが、往々にして、つい「暑いから」、「汗をかくから」、「ダルくて面倒だから」等の理由でダラダラ過ごしてしまった人の場合は、秋になってから肌の不調サインが表れてくるのです。

 

具体的には「化粧の乗りが悪くて、ファンデーションも浮いたような感じになる」、「テカリがあるのに、逆に目元の皮膚が薄い部分の皮が乾燥している」、「全体的にくすんで顔色が悪い」、「シミが目立つようになった」、「クマや毛穴も目立ってきた」、「顔全体がカサカサする」などで、多くの原因は明らかに水分不足からきています。

 

また、顔色が悪いのは角質肥厚でターンオーバーが正常に行われていない可能性があり、シミは日焼けによって起きたメラニンの生成が原因です。トータル的に見れば、夏の過酷な環境を受けてきた結果ということで、それだけに枯れ肌対処法はしっかりマスターしたいものです。